ゲド戦記観たよ。。。
2006年7月29日 映画
今日は公開初日だったこともあり会場は満席でした。
んで単刀直入に感想は「キツイな」って感じです。
全体として説明不足すぎ。以下項目別に言及。
『ゲド』・・・原作の主人公であり、もちろん映画でも重要な役を担う。でもそれにしては「旅への理由」、「ゲドの過去」、「なぜ大賢人と呼ばれているか?」等への説明はほとんどなく勝手に物語が始まってる感が高い。
『アレン』・・・エンラッド国の王子。映画では主人公。なんだけど「何故に父親を殺すのか?」「なぜ影が生まれたのか?」等詳しく説明されていない。だから一番重要な物語へのテーマが薄れてしまう。
『テルー』・・・謎の少女。この少女については物語の関係上コメントなし。
『テナー』・・・今は農家として暮らしているが昔、ゲドによってアチュアンの墓所より助けられた巫女(原作では二巻がその物語にあたる)。でも劇中ほとんどそれについての説明もなければ回想シーンもなし、それでは観客は着いてこれないのでは。
『クモ』・・・原作でも人間の傲慢さ、また欲望の象徴として描かれる人物。でもこの人物が「なぜゲドに恨みを持つのか?」つまり「この人物の過去」への説明が少ない。物語上重要な対立軸なだけにこの人物はもっと説明がいるのでは?
『竜』・・・この物語の重要なパーツのひとつ。にしては使い方がお粗末。人物劇として描きたかったからなのかも知れないけど、それなら「ゲド戦記」じゃなくてもいい気がする。
『世界について』・・・多重海世界である原作とは違い、時間の都合上航海のシーンも少ない。物語のひとつの醍醐味であっただけに残念。
また一番重要な「なぜ世界の均衡が崩れているのか?」それについてもっと掘り下げるべきだと感じた。それこそがこの物語の動機付けに重要だしテーマに近づくために必要なものなのでは??
長くなったんですがざっとこんな感じです。まず原作を読んでいないと物語に着いてこれないし(自分はちなみに呼んでたんですが)趣旨が理解出来ないと思います。かといって原作を読んでいると映画の世界観に違和感を覚え物語に入りづらくなるっていうジレンマがっていう。
でも音楽や映像はさすがって感じはしました。とくに「テナーの唄」は心に残る作品だと感じました。。。
んで単刀直入に感想は「キツイな」って感じです。
全体として説明不足すぎ。以下項目別に言及。
『ゲド』・・・原作の主人公であり、もちろん映画でも重要な役を担う。でもそれにしては「旅への理由」、「ゲドの過去」、「なぜ大賢人と呼ばれているか?」等への説明はほとんどなく勝手に物語が始まってる感が高い。
『アレン』・・・エンラッド国の王子。映画では主人公。なんだけど「何故に父親を殺すのか?」「なぜ影が生まれたのか?」等詳しく説明されていない。だから一番重要な物語へのテーマが薄れてしまう。
『テルー』・・・謎の少女。この少女については物語の関係上コメントなし。
『テナー』・・・今は農家として暮らしているが昔、ゲドによってアチュアンの墓所より助けられた巫女(原作では二巻がその物語にあたる)。でも劇中ほとんどそれについての説明もなければ回想シーンもなし、それでは観客は着いてこれないのでは。
『クモ』・・・原作でも人間の傲慢さ、また欲望の象徴として描かれる人物。でもこの人物が「なぜゲドに恨みを持つのか?」つまり「この人物の過去」への説明が少ない。物語上重要な対立軸なだけにこの人物はもっと説明がいるのでは?
『竜』・・・この物語の重要なパーツのひとつ。にしては使い方がお粗末。人物劇として描きたかったからなのかも知れないけど、それなら「ゲド戦記」じゃなくてもいい気がする。
『世界について』・・・多重海世界である原作とは違い、時間の都合上航海のシーンも少ない。物語のひとつの醍醐味であっただけに残念。
また一番重要な「なぜ世界の均衡が崩れているのか?」それについてもっと掘り下げるべきだと感じた。それこそがこの物語の動機付けに重要だしテーマに近づくために必要なものなのでは??
長くなったんですがざっとこんな感じです。まず原作を読んでいないと物語に着いてこれないし(自分はちなみに呼んでたんですが)趣旨が理解出来ないと思います。かといって原作を読んでいると映画の世界観に違和感を覚え物語に入りづらくなるっていうジレンマがっていう。
でも音楽や映像はさすがって感じはしました。とくに「テナーの唄」は心に残る作品だと感じました。。。
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